単相・三相モーターの電源、始動、効率、費用、用途を比較し、製品の要求に合った選び方を紹介します。
電動モーターは、電源の種類によって一般にACとDCに分類されます。さらに交流には単相と三相があるため、単相モーターと三相モーターがあります。
違いは何で、どちらが製品に適しているのでしょうか。Power Motorが、動作原理、用途、利点、注意点を総合的に比較します。

掲載例:ドライヤー用ACユニバーサルモーター
単相モーターとは?
単相電源を利用し、1本の活線と1本の中性線を持ちます。単相交流は、周期的な正弦波で示されるように、半周期ごとに方向を変えます。
ローターとステーターのコイルに電流が流れると交番磁界が生じ、ローターを動かします。ただし単相モーターは自力で始動できないため、始動用のコンデンサーを追加する必要があります。
1. 単相モーターの用途
一般に最大10hp程度と出力が限られるため、ファン、冷蔵庫、エアコン、ドア開閉装置など、家庭用・非家庭用設備の小規模な用途に使われます。

2. 単相モーターの利点
・動作に必要な電力が少ない。
・設計が簡単で、一般に三相モーターより安価。
3. 単相モーターの注意点
・効率が低い。
・三相モーターより寿命が短い傾向がある。
三相モーターとは?
三相電源で動き、1本の中性線と3本の活線を必要とします。各相が120°ずれているため、連続的で均衡した電力波形となり、自力で始動でき、高い効率を得られます。
ステーターには独立した三つのコイルがあり、それぞれを1本の電源線へ接続します。ローターは電磁誘導によって電気エネルギーを機械エネルギーに変え、接続された負荷を回転させます。
1. 三相モーターの用途
単相に比べて出力が大きく、約400hpまで対応します。産業・業務分野の大型用途に適しており、動力コンベヤー、旋盤、研削盤などが代表例です。
2. 三相モーターの利点
・電力需要の大きい設備を、より強力かつ効率よく動かせる。
・堅牢な設計により、単相より長く使える。
・一定の電力波形で滑らかに動き、運転音が小さい。
3. 三相モーターの注意点
・購入、設置、保守の費用が高い。
・場所によっては三相電源を利用できない。
単相と三相の比較
| 単相モーターと三相モーターの主な違い | ||
| 項目 | 単相モーター | 三相モーター |
| 電源 | 単相交流 | 三相交流 |
| 始動 | 外部の始動補助が必要 | 自己始動 |
| 効率 | 低い | 高い |
| 費用 | 低い | 高い |
| 騒音・振動 | 大きい | 小さい |
| 負荷対応 | 小出力の作業向け | 大出力の作業向け |
| 用途 | 住宅・小型家電 | 産業・業務・大型機械 |
Power Motorは多様な電動モーターの専門知識を持ちます。ここでは単相と三相を全体的に紹介しましたが、ユニバーサル、BLDC、ギヤードモーターなど各種に対応しています。ご相談いただければ、用途に合った独自のソリューションを提案します。
まとめ
単相か三相かは用途固有の要求で決まります。どちらも合わない場合でも、ほかのモーター方式を検討できます。Power Motorへお問い合わせください。専門知識を生かし、要件に合わせた駆動ソリューションをご提案します。
