技術ガイド

アモルファス材料を用いたモーターソリューション

アモルファス材料の磁気特性とモーターへの適用、高速・高効率掃除機用モーターでの成果、量産と今後の開発方向を紹介します。

I. アモルファス材料の概要

アモルファス材料は、原子配列が長距離では無秩序、短距離では秩序を持つ固体材料で、ガラス状材料とも呼ばれます。従来の結晶材料と異なり、規則的な格子構造がなく、原子配列は液体のランダムな分布に近いものです。この独特の構造が、高透磁率、低保磁力、低鉄損、高抵抗率などの優れた特性をもたらします。変圧器分野では全面的に実用化され、大規模に使われる成熟した主流技術です。一方、モーター分野では、研究室から大規模市場へ移行する重要な突破段階にあり、先端的で注目される技術となっています。

II. 市場の需要

現在、量産可能なモーターの主流は、依然として電磁鋼板を使う方式です。ほとんどの分野に対応でき、生産・製造技術とコスト管理も比較的成熟しています。ただし、効率を最優先し、高周波・高速が必要で、温度上昇が制限され、極限の性能が求められる場面には限界があります。アモルファス材料のモーターは、材料構造と性能上の利点によって、こうした要求により適しています。

III. Shenzhen Power Motor Industrial Co.,Ltd.のソリューション

Shenzhen Power Motor Industrial Co.,Ltd.は、高周波、高速、高効率、低温度上昇の掃除機用モーター設計で、従来の電磁鋼板方式に加え、アモルファス材料方式も提案しています。アモルファス材料をレーザー切断して電機子の薄板を製作します。同じ製造工程と駆動制御の条件で40,000 RPM超に達し、掃除機用モーターの総合効率は54%に達します。従来の電磁鋼板モーターに比べ、性能がさらに向上しています。

アモルファス材料を用いたモーターソリューション — 掲載図版

IV. Shenzhen Power Motor Industrial Co.,Ltd.の今後の計画

次の段階では他の用途への適用研究を続け、製品の最適化と開発を継続し、より高品質なカスタム製品サービスを提供します。現状ではコスト管理と生産・製造に難しさがありますが、材料加工技術の成熟と最適化が進めば、アモルファス材料と従来の電磁鋼板のモーターは用途を補完し合い、長期的に共存すると考えられます。

お問い合わせ:電話 400-666-3630 / メール info.power@power-motor.com

執筆:Power Motor 研究開発部