技術ガイド

直巻モーターのEMC最適化ソリューション

直巻モーターのEMC対策を、巻線、ブラシ、整流子、フィルター、配線まで総合的に検討し、性能と費用を両立する考え方を紹介します。

1.0 直巻モーターのEMCの概要

EMC(電磁両立性)試験は、電磁環境における電子製品の妨害レベル(EMI)と妨害への耐性(EMS)を総合的に評価するもので、重要な品質指標の一つです。家電・電動工具の主要規格はEN55014で、EMI試験は主に放射エミッションと伝導エミッションに分かれます。現在、EU、韓国、日本などへ輸出する家電の多くは、これらの基準への適合が必要です。

2.0 市場の要求と課題

直巻モーターでは一般に、回路へコンデンサー、インダクター、磁性リングなどを追加して妨害波形を抑えます。ただし、少数のコンデンサーやインダクターだけでは効果が限られる場合があります。特にサイリスター変速や金属筐体を持つ電気製品では、EMCの改善が非常に難しくなります。

3.0 市場要求に応えるPower Motorの提案と実現可能な結果

解決には、コイル構成、主要部品、とりわけカーボンブラシと整流子の選定、フィルター回路、さらに筐体・モーター内の電源線の取り回しまで総合的に考える必要があります。試験適合と同時に費用も管理し、最小限の部品、簡単な工程、標準材料・部品で要求を満たします。Power Motorには多数の成功例と豊富な経験があり、迅速で満足度の高い支援を提供できます。

直巻モーターのEMC最適化ソリューション — 掲載図版

代表的な製品

PU54/PU70/PU76/PU88/PU95/PU88シリーズ。これらの多くは、Yコンデンサーを使わず、インダクター2個だけでEMC試験への適合を実現しています。

直巻モーターのEMC最適化ソリューション — 掲載図版