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同期モーターと誘導モーターの違い

同期モーターと誘導モーターの定義、特長、用途、選定基準などの違いをPower Motorが解説します。

電動モーターは、さまざまな工具や技術機器の駆動に広く使われています。工場機械、家電、自動車などで一般的な部品です。適切なものを選ぶには、代表的なACモーターの違いを知る必要があります。

本記事では、同期モーターと誘導モーターを比較します。どちらも幅広い用途がありますが、速度制御、効率、コストなどが異なります。主要な相違点を検討することで、適切な方式を選べます。

同期モーターと誘導モーターの違い — 掲載図版

同期モーターとは、どのような用途があるのか

同期モーターは、ローターとステーターの電磁界の相互作用で動作します。回転速度は供給周波数に直接対応し、一定に保たれます。ローターの磁石または電磁石がステーターの回転磁界に整列するため、精密な速度制御が可能です。ただし、可変周波数ドライブなどの別の始動装置が必要です。これが誘導モーターとの主要な違いです。

同期モーターは、発電所、製造設備、電力網の電圧調整など、一定速度が必要な用途に使われます。高い力率、効率、出力トルクによって、連続した重負荷用途に適しています。ただし、構造の複雑さによりコストが高くなります。

誘導モーターとは、どのような用途があるのか

誘導モーターでは、ステーターの磁界によってローター内に電流が生じます。これが対向する磁界を作り、トルクを発生させます。直接始動、耐久性、簡単な構造、低コストが利点です。一方、速度・トルク制御の精度は同期モーターより低い傾向があり、これも両者の大きな違いです。

誘導モーターは、ファン、ポンプ、コンベヤーなど、可変速度運転が必要な機器に使われます。構造が簡単なため、産業用ファンやブロワーのように負荷が変わり、頻繁に始動・停止する用途に適しています。この可変速度運転が同期モーターとの比較上の特長です。

同期モーターと誘導モーターの違い — 掲載図版

適切な電動モーターの選び方

同期モーターと誘導モーターの選定では、次の主要要素を評価します。

1. 出力要件

負荷の全運転範囲で必要な機械出力とトルクに合わせて、モーター容量を選びます。ピーク負荷や始動負荷には、より大きなモーターが必要な場合があります。

2. トルクと速度

同期モーターは電源周波数に直接対応する一定RPMを維持し、比較的一定のトルクを出力します。誘導モーターでは負荷に応じてRPMとトルクが変動するため、速度調整の制御が必要です。

3. 効率

同期方式は、高負荷・高RPMでの損失を最小限にし、連続運転用途で重要な利点となります。誘導モーターより相対的に高い効率を備えます。

4. デューティサイクル

1時間当たりの始動・停止回数を考え、負荷が大きく変化するか確認します。一般に誘導モーターの方が、同期方式より変動する要求に対応しやすくなります。

5. 寸法と重量

モーターと機械の外形寸法、重量制限は重要です。適切なスペースを確保し、構造や移動性を損なわずに負荷トルクへ対応できる必要があります。

6. 騒音と振動

モーターの騒音や振動が問題になる用途もあります。低騒音・低振動のモーターを選ぶか、防振パッドへの取付け、遮音ケースの使用などの追加対策を検討してください。

7. ライフサイクルと保守

高品質な材料を使うことで摩耗と腐食を効果的に防げます。また、密閉軸受などの新しい機能は保守を最小限にし、停止時間と保守費用を減らせるため、魅力的です。

同期モーターと誘導モーターの違い — 掲載図版

まとめ

比較によって、各方式の動作と用途が明らかになります。総じて同期モーターは、精密な一定速度制御が必要な用途に最適です。誘導モーターは単純で堅牢に動作し、変動する速度負荷や間欠運転に適しています。各方式の特性を、個々の用途の条件に照らして評価することが鍵です。

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